代表挨拶

私が印刷に関わったのは、昭和47年です。大学の専攻は機械工学ですが、大学卒業時に進路について考える時期に思ったことは、これからどう生きるべきか目標も余りないまま過ごして来たので、ここはちょっとかっこ良く、「少しでも他人の役に立てる仕事をしよう」という軽い気持ちで授産施設を就職先に決めました。そこが偶然印刷を業務とする授産施設ということで、印刷に関わるようになりました。工場内の機器のオペレーターは身障者の方が殆どでしたので、私は営業を担当してくれということで、『アゴ』印刷の始まりと相成った次第です。(笑)営業一筋49年、アゴだけで印刷業を開業し、42年が経ちました。授産施設との出会いは、私の人生観に大きく影響しています。いい加減な性格ではありますが、弱者に対しては我を忘れ、がむしゃらに応援するところがあり、失敗も多々あります。印刷と福祉と関わって来た私ですが、奇しくも長男は当社に入社、次男は社会福祉士として職についてくれています。二人とも大学の選定から、各々に任せていましたので、何かしらの縁を感ぜずにはいられません。今、印刷業界は将来が不透明な状況にありますが、紙媒体なくしては考えられない物も多々あります。しかし、紙媒体だけで印刷業界が生き残れる時代は過ぎました。これからは、印刷で培った経験とWebとを関連付けた展開が必要となって来ました。当社もこの流れに対応すべく準備し、展開しているところです。どうぞご期待下さいませ。

仕事以外でも様々な役職をさせていただき地元のまつりや大会に携わるようになり、いろんな人とのつながりができてきました。その付き合いの中で、与えられた責務を果たすことで信頼していただけるようになり、また次のステップへと成長できることの喜びを感じるようになりました。そうした信頼を得ることで仕事にも影響し、あらためて出会いや環境に感謝する思いです。もちろんいい結果ばかりではないですが、取り組む姿勢として誠心誠意で、一緒に楽しみながら共感していけたらと思います。これからも仕事で得た経験をもとにデザインの力で地元の発展・事業所の発展に貢献していきます。

2019年・2020年：西都商工会議所青年部会長
西都市サッカー協会審判委員長